当方は、住宅やオフィス、店舗などの内装リフォームを行っている工務店です。
ベテランの職人と経験を積んだメンバーで地域密着の施工工事を手掛けていますが、ある時お客様から台所リフォームで施工ミスの指摘がありました。すぐに駆け付けて状況を確認したところ、当方のミスと言えるものでしたので十分に謝罪を行い、すぐに修繕。修繕したことでご満足頂けたため、幸いにも損害賠償などには発展しませんでした。
十分注意しても人が手掛ける上ではこのようなアクシデントが万に一つの可能性で起こってしまいます。
このような時に補償が発生した場合、加入している保険で対応できるのだろうかと不安になり、保険会社さんに質問したところ、請負工事賠償保険で補償されるとご説明頂きました。
施工不良によって引き渡し後に賠償事故が発生した場合に補償されるため、もしもの場合にも対策があることに安心。
加入している保険の内容を細かく把握していなかったことにも反省で、現場のことを良くご存じの担当者さんが提案してくれた保険に改めて感謝しています。

この度ご相談頂いたのは、施工工事が発生した場合の補償についてです。保険加入の際には補償内容をご説明しご納得頂いていますが、時の経過とともに認識が曖昧になることは珍しくありません。証書を読み返すより質問した方が確実とお問い合わせ頂きました。
こちらのお客様が加入されている保険では、施工不良によって引き渡し後に賠償事故が発生した場合の保険は、請負工事賠償保険の生産物で補償されます。
施工不良そのものの損害は基本的に対象外であり、工事対象物、自社の工作物も同様です。しかし、建築工事保険に加入されている場合は、設計ミスや現場での破損などは建築工事保険で補償されます。
賠償保険だけでなく、施工中の工事物件も補償できる建築工事保険に加入しておくメリットを感じて頂ける一例となりました。幸い、施工先のお客様とトラブルが発生していないため保険対応は不要でしたが、お客様にとっても保険の内容を改めて見直す機会となったようです。
保険料金や補償の見直しを希望される事業主様はお気軽に問い合わせください。